皆さん、こんにちは!
今年度から、技術士2次試験(建設部門:河川、砂防及び海岸・海洋)を受験する方の指導・サポートを本格的にスタートすることにしました。
これから来年7月の筆記試験に向けて、受験生の皆さんに役立つノウハウや学習の進め方を定期的に発信していきます!
第1回目となる今回は、サポートを始めたきっかけ、今年の筆記試験の振り返り、そして来年に向けた年間学習計画についてお伝えします。
① 河川部門受験者へのサポートを始めたきっかけ
私が今回、河川部門の受験者サポートを始めようと決意した理由は3つあります。
1つ目は、「自分が実践してきた勉強方法」の正しさと再現性を証明したいという想いです。私自身が試行錯誤の末に確立した勉強法が、他の受験生にとっても確実に成果につながるノウハウだと証明したいと考えました。
2つ目は、私自身の「知識のアップデート」です。晴れて河川部門に合格したものの、学びを進める中で「まだまだ理解を深められる部分がある」と感じています。指導を通じて自分自身ももう一度河川分野を深く学び直したいという強い思いがありました。
そして3つ目は、身近な受験生の合格を全力で後押ししたいからです。私の身近にも今年河川部門に挑む方がおられ、「なんとしても合格してほしい!」という想いがサポートを開講する大きな原動力になりました。
これから受験される皆さんの強力な伴走者となれるよう、私自身も学び続けながら全力でバックアップしていきます!
② 今年の筆記試験の状況と課題
今年の筆記試験を受けられた皆さん、本当にお疲れ様でした!
今年の河川部門の出題傾向を振り返ってみると、以下のような印象を受けました。
- 選択Ⅱ-1: 「ダム」や「海岸」など、過去問をしっかりやり込んでいれば比較的対応しやすい標準的な出題だったのではないでしょうか。
- 選択Ⅱ-2: テーマは「気候変動を踏まえた計画策定」や「地区防災計画の策定」でしたね。私なら「気候変動を踏まえた海岸保全基本計画」を選んで回答したと思いますが、Ⅱ-2は毎年なかなか予想が難しいパートだと改めて実感します。
- 選択Ⅲ: 「複合災害」や「事業評価手法の見直し」といった、やや新しく切り込んだテーマが出題されました。
こうした傾向を見ると、「ただ過去問の回答をそのまま丸暗記して用意しておくだけ」では、対応が難しいのが現実です。
大切なのは、事前にある程度の回答ストックや基礎知識を用意しておき、「本番の設問の問われ方に合わせて、手持ちの知識をうまく寄せて書いていく」という柔軟なアプローチです。
もちろん、対応するためには幅広い知識が必要ですが、ひとりの人間が暗記できる論文の数には限度がありますから。だからこそ、闇雲に覚えるのではなく「問題を厳選」して、「応用が利く質の高い論文ストック」を作ることが重要になってきます。
試験直後は誰しも手ごたえが微妙に感じられ、不安になるものです。 しかし、いま最も大切なのは「今回の結果がどうあれ、次の手(復元論文の作成や次年度への備え)を即座に打つこと」です。
もし悔しい思いや不完全燃焼感があったとしても、それは来年の合格に必要な課題が見えたということです。 来年の7月に笑うために、今からしっかりと対策を練っていきましょう!
③ 合格を引き寄せる!年間の学習計画
技術士試験は、正直なところ「直前追い込み型」でも運がよければ合格できてしまうことがあります。
しかし、3年以内といった短期間で確実に合格を果たしたいのであれば、計画的なアプローチが不可欠です。
年間を通してペースを保って勉強するか、百歩譲っても「筆記試験後の8月〜12月はしっかり休み、1月から本格始動する」といったメリハリをつけた学習計画を立てる方が、合格の確率は圧倒的に上がります。
ちなみに私自身は、完全に「コツコツ型」の人間です。だからこそ、皆さんにも年間を通した継続的な学習をおすすめしています。
というのも、直前に一気に詰め込むのって、単純にめちゃくちゃしんどくないですか……?
知識がまだ十分に定着していない「よくわからない状態」のまま、直前期に焦って長時間勉強し続けるのは苦痛でしかありません。それよりも、少しずつ理解を深めながら徐々にステップアップしていく方が、精神的にも楽ですし、結果として深い知識が身につきます。
「短期間で苦しい思いをする勉強」から脱却し、今から無理のないペースで合格への着実な一歩を踏み出していきましょう!
ということで、今(8月)から来年7月の筆記試験まで、明確な計画に基づいて着実に論文ストックを作っていく必要があります。
当サポートで推奨している【8月スタート・年間学習計画】は以下の通りです!
【年間学習スケジュール】
・8月:年間学習計画策定
全体のスケジュール感を把握し、戦い方の型を決める。
・9月〜11月:選択科目Ⅱ-1(過去問+練習問題 3分野45問)
9月: 15論文作成
10月: 15論文作成
11月: 15論文作成 + 「勝負の15論文」を選抜
・12月〜2月:必須科目Ⅰ(総合問題)
12~2月: 5論文選択・作成
・3月:選択科目Ⅱ-2(応用能力)
3論文選択・作成
・4月:選択科目Ⅲ(課題解決能力)
3論文選択・作成
・5月:記憶・予備日数
作成した論文の記憶・予備日数
・6月〜7月:記憶・模擬試験練習
論文記憶
初見問題への対応・タイムマネジメント・最終調整
【最終的に頭に叩き込む「目標論文数」】
1年間で大量の論文を作成しますが、最終的に記憶・マスターするのは以下の計24論文(+2論文)程度に絞り込みます。
- 必須科目Ⅰ: 3論文 + 2論文(軽く記憶)
- 選択科目Ⅱ-1: 15論文
- 選択科目Ⅱ-2: 3論文
- 選択科目Ⅲ: 3論文
「とにかく書いて終わり」ではなく、秋から冬にかけてしっかりと論文の引き出し(ストック)を作り、春以降でそれを自分の血肉にしていくという流れです。
おわりに
まずは8月、この学習計画をしっかり把握し、9月からの「選択Ⅱ-1(45問攻略)」に向けて準備を整えていきましょう!
合格を目指して、一緒に1年間走り抜けましょう!


コメント