皆さん、こんにちは!
技術士2次試験(建設部門:河川、砂防及び海岸・海洋)の合格に向けた年間ロードマップ。今回は「選択科目Ⅱ-1(専門知識)」の出題傾向分析と対策について解説します。
選択科目Ⅱ-1は、「原稿用紙1枚(600字)」という限られた紙面の中で、専門用語や技術的要件について正しく、かつコンパクトに説明する能力が求められる設問です。
過去問の傾向をしっかりと把握し、効率的な対策を進めていきましょう!
1. 選択科目Ⅱ-1の出題傾向と4分野(河川・海岸に絞った戦略)
河川部門の選択科目Ⅱ-1は、例年「河川」「ダム」「砂防」「海岸」の4分野から各1問(計4問)が出題され、その中から1問を選択して解答する形式です。
私自身、実務で経験してきたのは「河川」と「海岸」が中心で、「ダム」や「砂防」は正直あまり得意分野ではありませんでした。
受験生時代は、最初に全分野をさらっと浅く網羅してみたものの、最終的には戦術を切り替えました。メインの主軸を「河川」と「海岸」に絞り込み、「ダム」と「砂防」については自分が理解できる範囲の基本知識だけを押さえて試験に挑んだのです。
技術士試験の広範な試験範囲を、すべて完璧にマスターするのは時間的にも現実的ではありません。
もちろん、全分野を網羅して勉強できるに越したことはありませんし、私自身も一通り勉強しました。しかし、自分が実務で経験していない分野は、どれだけ机上で勉強してもなかなか頭に入ってこないのが現実でした。
そこで私は無理に全方位を狙うのをやめ、「自分が実際に経験してきた得意分野に対策をグッと限定する」という戦略に切り替えました。
限られた学習時間の中で合格率を最大化するには、「浅く広く」よりも「自分の強みとなる分野を確実に点数源にする」という割り切りが必要になってきます。
ということで、本ブログでは私が得意とし、実際に戦略の軸とした「河川」と「海岸」の2分野に特化して出題傾向を分析していきます。
2.河川分野
過去の出題問題と分野を整理してみましたが、正直なところ河川部門の選択Ⅱ-1の出題をピンポイントで予想するのはめちゃくちゃ難しいと思っています(笑)。というか無理です(笑)
元も子もない言い方かもしれませんが、Ⅱ-1対策の基本は「過去に出題された問題についてはすべて論文を作成し、勉強して回答できるようにしておくこと」です。
2〜3年前であれば、過去問すべての回答を用意するなんて至難の業でした。専門書と睨めっこしても何が正解か分からず、「誰か模範論文をくれ…」と頭を抱えたものです。
しかし今は「AI」という強力なツールがあります。
専門書やネットの情報をAIに読み込ませて整理させれば、自分専用の解答ベースを作るハードルは一気に下がりました。技術士試験の勉強環境はここ数年で劇的に進化しています。
ただし、「AIが出した文章の丸暗記」は絶対にNGです。
AIが作った文章をそのまま覚えても、本番のひねった出題には対応できません。AIに出力させたベースを元に、自分でしっかりと調べ直し、「自分が納得し、覚えやすい形にリライトした論文」にして初めて、本番で使える本当の武器になります。
AIという最新文明の利器を賢く使い倒し、効率的に自分だけの論文ストックを作り上げていきましょう!
「河川分野」の過去問を分析すると下記の表のとおりになります。「河川堤防」「計画」「水害被害」に関することがまんべんなく出題されているようです。
勉強する内容としては、
・流域治水
・河川整備計画(基本高水・対象降雨)
・河川堤防(土堤・侵食・洗堀・浸透)
・総合土砂管理
・浸水ハザードマップ(浸水想定区域の設定等)
・都市部の水害対策(ハード・ソフト対策)
・中小河川(被害の特徴、ハード・ソフト対策)
が挙げられると思います。
これらのことを勉強し、「過去問と練習問題」を15問程度論文を作成し、インプットすればいいと思います。


3.海岸分野
次に、「海岸分野」の過去問を分析していきましょう。
過去問を整理すると下記の表のとおりになります。
勉強する内容としては、
・海岸堤防高設定方法・ねばり強い化
・設計津波の設定方法・要求される耐震性能・堤防高の設定方法
・海岸浸食・養浜
・津波ハザードマップ
が挙げられると思います。
「海岸分野」も同じように、「過去問と練習問題」を15問程度論文を作成し、インプットすればいいと思います。
「海岸分野」は、出題範囲が狭いので当たりやすい印象です。「その他」が出題されなかったら結構当てやすいかもです。
ただ、あまり、「海岸分野」を経験されている方は少ないのではないでしょうか。結構、マイナーな分野ですよね。


4.まとめ:AIを賢く使い、自分だけの「最強の15論文」を厳選しよう!
選択科目Ⅱ-1の対策において、過去問を網羅して準備しておくことは必須です。
一昔前なら膨大な時間がかかっていた論文作成も、「AIを活用した下書き作成 + 自分の手によるリライト・知識の腹落ち」という手順を踏めば、効率的に進められます。
・得意分野にターゲットを絞り込む
・過去問ベースで知識の引き出しを網羅する
・AIを活用しつつ、最後は「自分の言葉」で覚えられる論文
に仕立てる
・最後に、「15論文」程度に絞って記憶!
(覚える論文数は自分ができる範囲にしてください。欲張り過ぎて、どれも自信がないというのは避けたいです。この問題が出たら、絶対解ける状態にしてください。)
この4つのステップを意識して、まずは過去問から論文ストック作りを始めてみてください。
来年の7月に自信を持って解答用紙に向かえるよう、今からコツコツと「自分だけの武器」を増やしていきましょう!


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