①ー3 これまでの戦歴

①2年連続合格(道路・河川)体験記

─令和元年度から令和7年度までのリアルな軌跡―

技術士第二次試験は、単に知識量を競う試験ではありません。試験官(出題者)が求める「技術士としての資質(コンピテンシー)」を、限られた時間と枚数の中でいかに論文として表現できるかが問われる試験です。

私が「2年連続合格」という成果を達成できた背景には、一朝一夕のノウハウではなく、令和元年度から令和7年度に至る長年の苦戦と、そこから得た泥臭い改善の軌跡がありました。本章では、私がどのような点数推移をたどり、不合格の壁をいかに突破したのか、その全戦歴を包み隠さず公開します。

1.受験歴と成績推移の全体像

まずは、私が歩んできた受験歴と科目別の評価推移の全体像をご覧ください。

私の技術士試験のスタートは、今振り返れば大きな「誤解」から始まりました。

初受験(令和元年度)の直前、たまたま受講した講習会で出てきたキーワードを少し勉強し、本番で適当に書いてみたところ、なんと必須Ⅰと選択Ⅲで「A評価」を獲得できてしまったのです。 

「なんだ、技術士試験って楽勝じゃん。」

そう高をくくってしまった瞬間から、私の本当の「長い暗黒時代」が始まりました。

翌年以降、いざ本格的に合格を目指そうとすると、そもそも何をどのように勉強すればよいのかすら分からなくなりました。手探りで勉強を続けるものの、「あと一歩で届かない」「A評価が揃わない」という沼に完全にはまり込んでしまったのです。

特に苦しんだのが選択Ⅱ-1(専門知識)でした。私には根本的な専門知識が圧倒的に不足していました。さらに追い打ちをかけるように、かつて得意だと思い込んでいた必須Ⅰの壁すら越えられなくなっていきました。

「何を勉強すれば正解なのか分からない」

「この努力は一体いつ報われるのか」

「ただ勉強量が足りないだけなのか……」

勉強机に向かいながら、先の見えない焦りと絶望に押しつぶされそうな日々が何年も続きました。


私が泥沼から抜け出し、最終的に異なる部門・科目(道路・河川等)を含めて「連続合格」を果たすまでの全成績推移は以下の通りです。

令和6年度以降は、「戦略」を変えたのです。

「2年連続合格」を達成したことで、私が確立した勉強法が「再現性のある正しい戦略」であったと確信しました。

2.敗因・勝因の分析

不合格が続いていた時期と、連続合格を果たした時期では、何が違ったのか。各科目の評価の変遷から見えた「敗因と勝因」を分析します。

①敗因:

市販の技術士攻略本や過去問を使って勉強をスタートしたものの、最初は具体的な問題数が少なく、何を解けばいいのか迷ってしまい……本格的に過去問に取り組み始めたのは令和3年頃からでした。

ただ、いざ過去問を解こうとしても、自力ではなかなか論文が書けません。1問仕上げるのに1ヶ月もかかってしまう有様でした。

そこで試したのが、「A評価論文を購入し、良い表現やフレーズを抽出して自分の論文へと再構築する」という方法です。

この手法はかなり効果的でした。実際、令和4年度の試験ではA評価を獲得でき、令和5年度も(問題番号の書き間違いさえなければ!)間違いなくA評価を取れていた手応えがありました。

しかし、ここで一つ大きな壁にぶつかります。

「試験問題は、常に過去問の先を行く」ということです。

そしてもう一つ、絶対に押さえておきたい最重要ポイントがあります。

「60点ギリギリの力では不合格になる。最初から70点を狙える実力が必要」

ということです。

必須科目・選択科目のそれぞれで、常に70点近くを狙える実力をつけておくこと。そして、合格レベルの「論文の書き方」を身につけること。これが合格への大きな鍵になります。

(※ちなみに「選択科目Ⅱ―2」だけは少し攻略法が異なります。これについては後ほど詳しく解説しますね!)

②勝因:

振り返ってみて、私が合格できた最大の勝因は「技術士試験対策講座」を受講したことでした。

講座を活用したことで、独学ではなかなか見えてこなかった以下のポイントを体系的に学ぶことができたからです。

合格を引き寄せる論文の書き方

確実に加点を得るための「点の取り方」

質の高い模範論文や練習問題での演習

本番さながらの模擬試験による実践力強化

私は令和6年度の試験からこの講座を活用し、無事に一発合格。さらに令和7年度も同じやり方を踏襲し、なんと2年連続合格を果たすことができました!

もちろん、令和5年度まで私がやっていたように「過去問中心の独学スタイル」でも、合格できる可能性は十分にあると思います。実際、本格的に勉強を始めた令和4年度を経て、令和5年度も「問題番号の書き間違い」さえなければ合格していたはず……という強い手応えがありました。

個人的な感覚ですが、過去5年分ほどの過去問を年間350時間ほどやり込めば、「3回に1回(合格率約33%)」くらいの確率で合格圏内に入ることは可能だと思います。

ただし、これはあくまで「確率」の話です。引きの悪さや問題との相性次第では、「不合格の3分の2」を引続け、何年も苦しい受験生活を脱出できないリスクがつきまといます。

一方で、講座などを活用して「正しい勉強法」を身につけて臨めば、感覚としては「4分3(合格率75%程度)」まで一気に合格を引き寄せられると感じています。(※あくまで個人の実体験に基づく感想です!)

では、具体的にどのような勉強を進めていったのか? その詳細なステップについては、この後の記事で詳しく書いていきますね!

3.成績推移と「勉強時間・勉強内容」の相関関係

成績が上がったのは、単に「勉強時間を増やしたから」ではありません。

「正しい方向・正しい勉強方法」で「必要な時間を投資したから」だと断言できます。間違った方法のまま勉強時間をどれだけ増やしても、結果を出すのはなかなか難しいのが現実です。

実際、不合格だった時期も、私は年間200〜300時間という決して少なくない時間を勉強に費やしていました。

「これまでの積み重ねがあったから合格できた」という見方もたしかに一理あります。しかしそれ以上に、技術士試験には「正しい論文の書き方」「確実な戦略」「合格のコツ」が存在するのも間違いありません。

これって、受験勉強やスポーツ、習い事とまったく同じですよね。独学で試行錯誤するよりも、プロや合格者にコツを教えてもらった方が、間違いなく効率的で遠回りをせずに済みます。

では、必須科目や選択科目の突破に向けて、具体的にどんな勉強を進めていけばいいのか? その詳細な勉強法については、この後の記事でじっくり解説していきますね!

4.まとめ

数年間にわたって不合格通知を受け取り、手元に届く「B評価」の結果を見るたび、強い挫折感を味わってきました。

中でも一番痛烈だったのは、令和5年の不合格です。

しっかりと勉強時間を確保し、過去5年分の過去問も徹底的にやり込み、「今年こそは絶対に受かる!」と万全の体制で試験に臨んだつもりでした。しかし、本番での体調不良という予期せぬアクシデントも重なり、結果は無念の不合格……。

あの時の胸をえぐられるような衝撃、途方もない徒労感、そして喪失感は今でも忘れられません。

「なぜ、あと一歩が届かないのか……」

「一体どうすれば、この分厚い壁を越えられるのか……」

まさに出口の見えない暗闇の中を彷徨っているような感覚でした。

しかし、いま振り返ると、あの「令和5年の不合格」こそが私の最大の転機でした。

打ちのめされたことで、「小手先のテクニックではなく、基礎から施策を学び直し、何度受けても合格できる圧倒的な実力をつけよう!」と固く決意できたからです。

その結果、翌年からの「2年連続合格」を果たし、誰でも再現できる真の勉強法を確立することができました。もし令和5年にそのまま合格していたら……正直、勉強のツラさに耐え兼ねて、2つ目の部門(資格)に挑戦することなんて絶対にしなかったと思います(笑)。

現在はこの勉強法にさらに磨きをかけ、「河川部門受験者へのサポート」や「港湾部門への新たな挑戦」という次なるステップへと踏み出しています。

ここから先(次章から)は、私がこの長い戦いの中で試行錯誤しながら磨き上げた「具体的な勉強法」と、「筆記試験合格を引き寄せるためのリアルな体験記」を余すことなくお伝えしていきます!

「今年こそ絶対に合格したい!」と本気で願うみなさんのヒントになれば幸いです。

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